8月末にAWE Asia視察にシンガポールへ行ってきました

AWE(Augmented World Expo)はXR(AR/VR/MR)業界でおそらく世界で一番有名なカンファレンス&エキスポで、今回はそのアジア大会です。

その地域でのXR業界促進のため、様々な投資家や事業者、スタートアップ、業界リーダー等が集結します。

大会場のカンファレンスでは、XRをリードする有名企業のスピーチや自社紹介、昨今のXR市場の動向などが話されていました。

著者目線のフィルターを通してですが、今回の話題で言うと

  • AIをどのように起用し、実践投入しているか
  • メタバースは結局どうなのか
  • ヘルスケアとXR

といった内容に注目が集まっているように感じました。意外とヘルスケア部門でのトピックが多かったのは日本と少し需要が違うと感じたところでした

展示はさすが中国の近くといったところで、ハードウェア系、特にMRグラスとVR関連機器の展示が目立ちました。

Xreal Japanのエバンジェリストである弊社からすると、それに匹敵するグラスは現れるだろうか?が注目のポイントでしたが、技術的にまだ並び立つデバイスが登場しているようではありませんでした。さすがXreal。


色々と感じるところはありましたが、AWE AsiaはAWE USAの規模感と比べて1/5程度であり、まだまだアジアは市場が発展途上なのかもしれないと感じる展示会ではありました。

ちなみに、噂ではAWE Asiaを日本では開催意図がないようです。MoguraVRさんがいるからとか笑

つまるところアジアの中では日本はXR市場が盛んで、カンファレンス参入する余地があまりないと感じているとか、いないとか。

メタバースに関しても「日本だけは特殊な盛り上がりを見せている」と話していた方もおり、これは市場というよりは特殊な文化を形成している国なんだなと感じる場面もありました。

外から日本を眺めてみてわかる事がある、とはよく言われますが、まさにそのような知見を得た視察でした。