Another story AR～隠されたもう一つの物語をみるAR～

期間中に約12万人が訪れた光の祭典 FeStA LuCe！
イルミネーションが輝く会場にAR (拡張現実)で「会場に隠されたもう１つの物語」を鑑賞する特別企画の立案・制作を行いました。

AnotherStoryARはフェスタ・ルーチェの企画の１つとして会場に設置されたARコンテンツです。

メインとなるイルミネーションの装飾に、お客様のスマホを使って「もう１つのクリスマスの物語」を楽しんでいただく周遊企画として展開させていただきました。

「本当のクリスマス」に出逢うためのバックストーリー

フェスタ・ルーチェは「本当のクリスマスに出逢える場所」という副題が冠されています。これは元々は「もう１つのクリスマスに出逢える場所」となっていました。

企画のご相談をいただいた時、この「もう１つのクリスマス」を普段は見えないけれどフェスタルーチェの会場には小人や妖精たちが住んでいるというサイドストーリーとして解釈し、ARを使った企画をご提案させていただました。
立案に際して重要視したのは以下３つです

会場に隠されたもう一つのお話

本編の冒頭部分を少しご紹介します

フェスタルーチェには現実には見えない、隠されたもう一つのお話があります。

それは普段、私たちの目に見えない妖精たちの物語。
フェスタ・ルーチェのイルミネーションは妖精たちのおかげで毎晩キラキラと輝いています。
みんなが待ち侘びているクリスマスプレゼントは妖精たちがクリスマスに間に合うように準備を進めています。
妖精たちが用意したクリスマスプレゼントを持ってサンタクロースはソリにのって夜空を飛び回ります。

そんな様子を 会場内3ヶ所でスマホをかざした時にだけ見ることができる、フェスタルーチェに隠されたもう一つのお話です。

会場には写真のように、いくつかの箇所でアナザーストーリーを示唆する看板が設置されています。
アナザーストーリーを鑑賞できる箇所は会場に３箇所あり、どの順番、どの箇所から見てもそれぞれのストーリーを楽しむことが出来ます。

各ストーリーはそれぞれの箇所で妖精たちの世界を断片的に覗き見ているため、よく観察していると各ストーリーが繋がっていることにも気づけるかもしれません。

イルミネーションの「違和感」に隠されたストーリー

ふと見ると、イルミネーションの一部がチカチカと不自然に明滅しています。
そこをスマホのブラウザからカメラを起動してかざすと、小人がせっせと装飾を直しているのが見えます。

普通に見れば感じられる「違和感」も、隠された世界があることを知れば、そこに何かがいるかもしれない「気配」に変わります。

空にはプレゼントを運ぶサンタクロース

スマホをかざすと、現実のイルミネーション会場全体が雪景色に包まれています。360度、どこを見渡してもしんしんと雪が降り続く様子を見ることが出来ます。

ふと空をかざすとプレゼントを運んだサンタクロースが忙しく走っているのが見えます。

この場所のように、上空が開けた場所は360度見渡すことができるARや、上空を飛翔するARが適しています。
こうした場所に合わせて最適なAR演出を考え、クライアント様と一緒にストーリーを考えていくことで作品が完成します。

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Another Story ARは既存の装飾や体験を邪魔することなく、同じ会場に新しいストーリーを乗せることが出来ます。

主要技術にARが使われており、もう１つのストーリーを「見る」ことに特化している点で、主要なストーリーを想像で補う謎解きやスタンプラリーとは少々毛色が違います。（ARを起用している謎解きゲーム等は少ないですが存在します）

「場所の良さを生かしたAR」という点で類似のARウォークツアーと比べると、この体験はスマホのブラウザで誰でも気軽に体験することができることがポイントです。

またアクセス解析により参加者数を把握することができる点もクライアント様には意外と喜んでいただけています。

U.は今後も「その場所の価値」を向上させるために先進的なエンターテインメントを提供してまいります。